EOS20Da試写


天体専用として売り出されたEOS20Daが注文から2ヶ月してやっと来た。Hα領域の透過率を従来の2.5倍アップしたという歌い文句だ。早速試写を試みた。機能としてライブヴューモードはピント合わせには便利な機能だ。またノイズを減らすための機能も追加されたが、このモードを使うと撮影時間が2倍かかるのがもったいないのと、野外撮影の場合、電池の消耗が速くなる欠点がある。撮影時のミラーアップ機能はシャッターブレを防ぐのにはいい機構だと思う。さて、実際の写り具合であるが、ノイズも少なく写りも素直で好感が持てた。今回は露出時間が3分と短いためにコントラスト、暗い部分の写りが少し悪かった。ダークフレームを撮影してこれを差し引けばさらに良くなることと思う。

 M13球状星団(ヘルクレス座)

M13球状星団(ヘルクレス座)

 M51銀河(りょうけん座)

 M57リング星雲(こと座)
【撮影データ】 2005/4/28
●M13
21:51、21:55 各3分露出の2枚合成

●M51
22:07、22:11 各3分露出の2枚合成

●M57
22:59、00:06 各3分露出の2枚合成


Vixen R200SS
(D=200mm f=800mmニュートン反射直焦)
EOS20Da 、ISO800 、RAWモード
画像処理:
Steraimage Ver.5でコンポジット,
ソフトピニング(2:2)、トーンカーブ調整等
自宅にて