オーストラリアの星々 No.2



 大マゼラン雲(左)と小マゼラン雲(50mmレンズ)


オーストラリアのダーウィン。南緯12度30分、赤道にかなり近い場所から星を見ると、日本では見られない星々が姿を現す。マゼラン雲もそのひとつ。空にポッカリと浮かんだ雲といった印象で肉眼だけでこれだけの大きさに見える。われわれ銀河系のお隣の星の大集団である。
今年のこの季節、火星が大接近したが、ダーウィンでは頭の真上を火星が通過する。シンチレーションが少ないために、日本からも大勢の観測家がオーストラリアに渡って観測している。
ダーウィンは野生動物の宝庫でもある。海にはワニが泳いでいるというし、下の写真のカワセミの仲間やハチドリも身近にいるらしい。



 写真撮影:2003年8月 加藤 渉

火星の軌跡(1000mm望遠レンズ)
 
ミツユビカワセミ
ワライカワセミ