光ファイバーとは?


 光ファイバー(optical fiber)は、コアと呼ばれる高屈折率領域と、コアを取り囲む低屈折率の
クラッドからなる二重構造を持つ透明な繊維です。
石英ガラスを主成分とした光ファイバーは1970年にコーニング社により開発されたのが始まり
で、その後、安価なプラスチックファイバーも開発され、多くの用途に用いられています。
 光ファイバーは、光通信用だけでなく、センサー、レーザー光を加工に用いるためのパワー
伝送
光増幅レーザー光源画像伝送などの用途に使われています。
ファイバースコープ
や光が届きにくいところに光を送るためのライトガイド(light guide)、ある
いは装飾用または美術工芸用など、光ファイバーを使った多くの製品が活躍しています。
一般の光ファイバーはコード状(普通の銅線のコードとは外見はまったく同じ)であることが多いが、
その芯線としては外径が125μ(0.125mm)、光の通るコア部の直径が50μm(0.05mm)のものが
標準の一つとなっています。   


  光ファイバーの構造 

ファイバーへの入射角(ψ)が光線1より小さい時は、、コアとクラッドの境界面で光が全反射
 て、光がファイバー内を進んで行くことができる。
ファイバーへの入射角(ψ)が光線1より大きな光線2のようなときは、反射することができずに
 外へ光がもれてしまう。