副作用



抗がん剤には、それぞれ副作用が付きまといます。気分が悪く食欲が出なかくて食べられない副作用を伴うものが多いのですが、今回のアービタックスは今までと違った副作用が現れてきました。

 ひとつは湿疹です。顔や胸などに小さな白い湿疹が第一回投与後、一週間で出始めました。かゆみを伴うものではないのですが、にきびの様にあちこちに現れます。2回目投与後、これが顕著になりました。男の場合には、髭が生えますので、髭剃り使用時に注意しなくてはなりません。髭と一緒に湿疹を剥ぎ取ってしまうからです。そのため、髭剃りは無理に綺麗にしようとはしないことで、これに対応しています。
 もうひとつ、今回の薬で気になるのは倦怠感(だるさ)がかなり出ることです。神経が麻痺しているような感覚で、一日寝転んでいても体が疲れているような状態です。できるだけ体を動かすようにしているのですが、思うようには回復しません。
 それともうひとつ、これはたぶん副作用ではなくて、がんができている場所に問題があるのだと考えるのですが、小水が出にくいことです。風呂で温まるとよく出るようになりますが、ひどいときには、尿意がありながら、出ないことです。こんなときは、小水を貯めるのは良いことではないので、風呂で腰湯に浸かって、できる限り排出するようにしています。しかし、これらの諸症状が出るということは、アービタックスが作用していることの証だと思うので、これを悲観的にはとらえてはいません。副作用は他の薬で和らげたりしながら対処しています。それでも、今回は食欲が落ちないのには助かっています。これらの副作用に食欲不振が伴っていたら、体力的に持たないと思うからです。
 
記:2008/12/21