入院直前の体調など



明後日(3月28日)から治験薬の治療を受けるために入院します。新しい薬なので、その効果や副作用がまだよくわかっていません。それを確かめるための治験なわけです。抗がん剤として使えるかどうか、それを見極めるために血圧、脈拍数、体温、心電図はもちろんのこと、採血してそこに含まれている成分のいろいろな変化等を見まもることになります。今回の抗がん剤は点滴1時間を5日間続けて行ない、3週間休むというサイクルを組んでいます。さて、どのような変化がもたらされるのか楽しみです。
そこで、現在の体調を正確に記しておくことは有意義だと思いますので、気がつく限りのことを書いておくことにします。

前回の抗がん剤アービタックスの副作用と言われている体の多くの場所に出る吹き出物が、マイザー軟膏(以前使っていたロコイド軟膏は効き目が悪く、ときには吹き出物から出血することもありました)のおかげで直り、今ではほとんど治っています。
皮膚がかさつき、極端に言えば粉が降るような感じもありましたが、アービタックスを止めてから、ヒルドイドローションを塗ったところ、約2週間で改善され、今ではかさつきも無くなりました。
腰周りや臀部の痛みを和らげるために処方されたオキシコンチン錠(5mg)2錠を朝晩二回飲むことと、毎食後1錠飲むロキソプロフェン錠(EMEC),痛みが出たときに臨時的に飲むオキノーム散(0.5%)のおかげで、痛みはだいぶ和らげられました。オキノーム散は10分くらいで効き始めるので重宝しています。これらの痛み止めによる胃腸の悪化を防ぐために、胃腸薬プロテカジン錠10を朝夕食後に服用しています。
小水の出の悪さを改善するためにハルナールD錠(0.2mg)を毎朝服用することで、いくらか症状が改善されていますが、出の具合はまだまだで、腰周りや臀部の痛みと共にこれが残っている症状として気になるところです。
手足先端のしびれはややありますが、抗がん剤を使っているときに比べるとずっと少なくなっています。
CT画像からは、直腸のがん患部が相変わらず残っていて、一時小さくなったと思われていたのが再び勢いを取り戻している感じです。肺にはかなり小さな斑点状のガンが2、3個見えていますが、まだ大きさも小さく現在のところ心配はないとのことです。
腫瘍マーカー値(CEA、CA19-9)、は規定値をやや超えています。

現在の体の状況と使用薬は以上の通りですが、治験薬を点滴後、どのように変化するのでしょうか?
医者の治療の他に独自に実施しているものが二つあります。ひとつは毎日早朝に散歩と軽いランニングを行っています。もうひとつは、にぼしを毎日食べることです。この二つだけは続けてその効果を見ようと思っています。
 (記:2009/3/26)