ヒメオドリコソウ (しそ科)


ほとけのざに似ているが、葉の形と、上の方の葉が紅色を帯びているのが違っている。「姫踊子草」と書くが、花の形が「笠をかぶって踊る人」に似ているところからこの名前があるという。日本に帰化したのが東京で明治26年という記録があるが、それ以来、関東周辺で雑草化している。紅色の葉が遠くから見ると花が咲いているようだ。一本で生えるよりも写真のように集団化していることが多い。ほとけのざは畑に良くはえてくるので、耕すときに抜き取ることが多いがこの花の場合は少し気品があるために抜き難い。「姫」と接頭語がついたのもそんな意識が働いたのかも知れない。

「ヒメオドリコソウ」や「ホトケノザ」は「しそ」の仲間である。この仲間で良く目にする草には次のようなものがある。

かきどおし、うつぼぐさ、にがくさ、つるかこそう、じゃこうそう、おどりこそう、いぬごま、なつのたむらそう、あきのたむらそう、さるびあ(セージ)、はっか、えごま
2001/4/10 鳩山にて