星野道夫の世界





アラスカの世界を撮りきった星野道夫。上のような幻想的な写真もあれば、血に染まった動物の姿もある。そこに切り取ったものは、自然の偽りのない世界だ。大画面の写真を見ているとそこに引き込まれていく。
原色の木々の実、それも霜にうっすらとおおわれている。そのときの彼のカメラからのぞいているときの心境が解るような気がする。寒さで手がかじかんでしまい、シャッターが切れない。でも、最後の力を振り絞ってシャッターを切る。寒さの意識はそのときには無いと思う。
真冬に、天体写真を撮るときのあの気持ち。まったく同じような気がする。大きな自然に対峙したとき、人は自分を忘れる・・・。