木星 2005/6/8


薄雲を通しての木星像は明るさも落ちている。撮影条件は最悪であったが、いくつかのおもしろい模様が見えている。左側の大赤班に続いて南赤道縞上に白斑列があるのが分かる。北赤道縞から上方右に向かって青いフェストゥーンが伸びている。
フェストゥーン(Festoon)は、レンゲなどを連ねて作る花綵(かさい、はなづな)のことで形が似ているために付けられた名前。例えば日本列島などは島が連なった形をしているので、よく花綵列島と呼ばれている。左の衛星はガリレオ第三衛星ガニメデで、その影を木星本体に落としている。
木星 2005/6/8 19:42
D=200mm f=1500mmニュートン反射 LV12mm

Qcam pro4000(IR cut filter off)
1/15sec  350フレーム Registaxで合成処理