火星アクセス


5600万kmまで地球に最接近した火星への感心は、8月27日をピークとしてしだいに薄れてきている。その顕著な表れが、ぼくのホームページへのアクセス数の変化をグラフ化してみると一目瞭然だ。最接近の1週間前あたりからアクセスが増え始め、27日のピーク時には通常の約7倍まで達した。その後、同様のカーブを描きながら下降しはじめ、1週間後にはだいたい通常のアクセス数に落ち着いた。
9月10日の小ピークは9日に火星と月が接近したことの影響と思われる。今回の火星フィーバーの特徴は、マスコミによる6万年に一度の大接近というキャッチフレーズに乗ったという感じで、さらに27日にしか見えないと思った人が多かったことだ。最接近を挟んだ前後1〜2ヶ月は充分観測できるというに惜しい。長期間観測することによって、火星表面の違った模様が見えるという認識も一般には足りない。長く観測することは、火星も約24時間40分で自転していることを実感できる。また極冠の大きさの変化を追うことにより火星の季節変化を実感できるのだ。
       *日付はその日の午前6時から翌朝の午前6時までを1日としています。
2003/09/14