土星(WEBカメラ比較)



2つのWEBカメラ(SPC900NCとQcampro4000)の比較写真を撮りました。発色の違い、感度の違いが明らかに出ています。Qcampro4000の方が感度があるようですが、全体に白っぽく発色の自然さに欠けているように思えます。下の写真では取り付け方が多少異なっているので同じ接眼レンズを使っていても接眼レンズ後端から撮像面までの距離が違っているため拡大率が違っています。Qcampro4000ではCマウントレデューサー(0.6倍に縮小)を取り付けた写真も掲載してあります。
 どちらの機種も1/3インチCCD(3.3mm×4.4mm)仕様ですが、SPC900NCの方が発色、描写力その他で優っているようです。SPC900NCは130万画素(1280×1024ピクセル)とうたっていますがこれはあくまでも静止画像を写す時で、動画のときは640×480ピクセルになります。ただ全画素を使って映像をまとめているとすると4ピクセルが1画素の像になるように内部変換していることになります。おそらく4ピクセル分の情報を平均しているかして1画素の情報として出力しているのではないかと思うので質の均質化に繋がり、ぎざぎざになりやすい画質を平滑化する役目があるのではないかと思います。ただ、感度の点から言えば1ピクセルの面積が広い方が光をよく集めるため明るくなります。そのためQcamの方が明るいのでしょう。Qcampro4000は640×480ピクセル(30万画素)そのものです。
 映像のキャプチャーはフリーでダウンロードできる「Amcap」を使っていますが、圧縮の無い状態で取り込めるので後の処理に有利です。Qcampro4000などには専用のキャプチャーソフトがついてきますがこれを使うと画像の圧縮をしているようで、画質の悪化があると思います。その代わり、例えばAmcapを使って60秒撮影で取り込むと約600〜800メガバイトのメモリーを食うため、パソコンのメモリー容量には注意する必要があります。メモリー容量が少ないと、あっという間にハードディスクがいっぱいになってしまいます。
「Amcap」ダウンロード
仕様 2007/4/30
D=254mm f=1200mmニュートン反射
SPC900NC、25fps
UIBARフィルター
LV20mm:19:36
LV10mm:、19:41
各1400フレーム合成
自宅にて
仕様 2007/4/30
D=254mm f=1200mmニュートン反射
Qcampro4000、25fps
UIBARフィルター
LV12mm+CmountReduce:18:59
LV12mm:19:051
各900フレーム合成
自宅にて