月のかさ


大気の中に六角柱の氷(0.05〜0.1mmくらいの大きさ)がたくさん含まれていると月のまわりにかさができる。この氷の中で屈折して、月と角度にして22度離れた所に大きな円を描く。かさは内側の赤から外側の紫まで虹のようにスペクトルに分かれて見える。さらに大きな円(約46度)を描いて外がさが見えるときもある。色の配列は内がさと外がさでは虹と同じように逆である。
右側の明るい星は「しし座β星デネボラ」
2002/6/19 富士山巣走口五合目にて(撮影:加藤 渉)